弥生(やよいの青色申告・弥生会計)の評判|メリット・デメリットと向いている人
確定申告の時期になって「自分で帳簿をつけきれるか不安」「電話で聞ける相手がいないと心細い」と感じる個人事業主は多いはずです。そんなとき真っ先に名前が挙がるのが、会計ソフトの老舗弥生(やよい)。個人向けの「やよいの青色申告 オンライン」は確定申告ソフトの定番で、法人向けには新しいクラウド製品「弥生会計 Next」が登場しました。評判からわかる強み・弱みと実額料金を、中立的に整理します。
※本記事は一般的な特徴の整理です。製品ラインナップ・機能・料金は改定されます。最新・正確な情報は必ず弥生公式サイトでご確認ください。
結論:弥生はこんな人に向く(タイプ別おすすめ)

- 確定申告を確実に終えたい個人事業主 → やよいの青色申告 オンライン。定番で情報も多く、初年度無償で始められます。
- 操作や記帳でつまずいたとき電話・チャットで聞きたい人 → ベーシックプラン以上。サポートの手厚さは弥生の最大の武器です。
- 仕訳の判断や業務の相談まで頼りたい人 → トータルプラン。経理に自信がない人や開業直後に向きます。
- 法人でクラウド会計を新規導入したい中小企業 → 弥生会計 Next。実績ある弥生のノウハウをクラウドで使えます。
逆に、バックオフィス全体を1つのサービスでクラウド統合・自動化したい場合は、freee・マネーフォワードも並べて比べてから決めるのが安心です。
弥生とは:製品ラインナップを整理

弥生株式会社が提供する会計・申告ソフトのシリーズで、累計の登録ユーザー数は300万を超える国内最大級の会計ソフトベンダーです。主力は次の2系統です。
- やよいの青色申告 オンライン:個人事業主向けのクラウド確定申告ソフト。青色申告ソフトでシェア上位の定番です。
- 弥生会計 Next:法人向けの新しいクラウド会計ソフト。従来の「弥生会計 オンライン」は新規受付を終了し、こちらへ集約されました。
このほかデスクトップ版の「弥生会計」「やよいの青色申告」も継続しています。クラウドはどこからでもアクセスでき自動更新、デスクトップは動作が安定し買い切りに近い、という違いがあります。製品が複数あるため、まず「個人か法人か」「クラウドかデスクトップか」を決めるのが選び方の出発点です。
やよいの青色申告 オンラインの料金

個人事業主が最初に検討するのがこの製品です。サポート範囲で3プランに分かれます。
| プラン | 年額(税抜) | 年額(税込) | 初年度 | 主なサポート |
|---|---|---|---|---|
| セルフ | 11,800円 | 12,980円 | 無償 | WebのFAQ・自己解決中心 |
| ベーシック | 22,800円 | 25,080円 | 無償 | 電話・チャット・メールの操作サポート |
| トータル | 39,600円 | 43,560円 | 半額 | 操作サポート+仕訳・経理業務の相談 |
※料金は2026年6月時点の各社公式サイトの公表情報です。改定されることがあるため、契約前に必ず公式サイトでご確認ください。
どのプランでも、青色申告に必要な帳簿付けからe-Taxによる申告まで全機能を使えます。差はあくまでサポートの厚さです。さらに最大2か月間は0円で使える無料体験があり、セルフ・ベーシックは初年度無償のため、実質1年近くお金をかけずに試せます。「まず操作感を確かめてから決めたい」人にとって心理的ハードルは低めです。
初めての確定申告で不安が大きいなら、最初の1年はベーシック以上にして電話で質問できる体制にし、慣れたらセルフに下げる、という使い方も現実的です。
弥生会計 Next(法人向け)の料金

法人でクラウド会計を導入するなら弥生会計 Nextが対象です。プランは規模・サポートで分かれます。
| プラン | 年額(税抜) | 年額(税込) | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| エントリー | 34,800円〜 | 38,280円〜 | 基本機能・年契約で月あたり約2,900円 |
| ベーシック | 50,400円〜 | 55,440円〜 | 電話などのサポートを拡充 |
| ベーシックプラス | 84,000円〜 | 92,400円〜 | 仕訳・業務相談まで含む手厚いサポート |
※料金は2026年6月時点の各社公式サイトの公表情報です。改定されることがあるため、契約前に必ず公式サイトでご確認ください。
従来の「弥生会計 オンライン」は新規受付を終了し、後継の弥生会計 Nextへ移行しています。既存ユーザーは、事業所や消費税の設定、期首残高・仕訳データを引き継いでNextへ移せます。これから法人で検討する場合は最初からNextを選べば問題ありません。給与計算の「弥生給与 Next」など周辺製品とセットで申し込むと初年度割引が効くケースもあります。
メリット:弥生が選ばれる理由

- 確定申告に強い:個人事業主の青色申告で定番。画面の手順に沿って進めれば申告書まで作れるため、簿記に詳しくなくても完了しやすい。
- サポートが手厚い:ベーシック以上なら電話・チャット・メールで操作を相談でき、トータル/ベーシックプラスでは仕訳や経理業務の相談まで可能。初心者の「詰まったら聞ける」安心感は他社にない強みです。
- 実績と情報量:長く使われてきた老舗で、書籍・解説記事・税理士の対応経験が豊富。困ったときに調べやすい。
- 初年度の入りやすさ:無料体験+初年度無償で、コストをかけずに使い始められる。
- デスクトップ版という選択肢:ネット環境に依存せず動作が安定した買い切り型を選べるのは、クラウド専業のfreee・マネーフォワードにはない強み。
デメリット・注意点

- 製品・プラン選びが必要:個人/法人、クラウド/デスクトップ、3段階のサポートと選択肢が多く、最初に整理しないと迷いやすい。
- 2年目以降は通常料金:初年度無償・半額に惹かれて契約すると、2年目から年1万〜4万円台が発生します。継続前提でコストを見積もりましょう。
- 自動化・連携の方向性が異なる:銀行明細やレシートの自動取り込みは弥生にもありますが、バックオフィス全体をクラウドで一気通貫に自動化したい用途では、freee・マネーフォワードのほうが設計思想が合う場合があります。
- 手厚いサポートは上位プラン:仕訳相談まで使いたいならトータル/ベーシックプラスが必要で、料金は上がります。
freee・マネーフォワードとの違い

会計ソフトは弥生・freee・マネーフォワードの3強で、個人向け年額はおおむね1万〜4万円台と近い水準です。だからこそ料金より「UIの好み」と「サポートの要否」で選ぶのが実態に合っています。
- freee会計:簿記の知識がなくても入力できる独自UIと自動化が強み。経理の言葉に苦手意識がある人向け。
- マネーフォワード クラウド:給与・請求・経費など周辺サービスとの統合と外部連携の幅が魅力。事業拡大を見据える人向け。
- 弥生:確定申告の定番としての実績と、電話で聞けるサポートの安心感。確実に終えたい人・初心者向け。
3社の機能・料金を横並びで見たい場合は会計ソフト徹底比較で詳しく解説しています。判断に迷ったら、いずれも無料体験があるので2社ほど実際に触って入力のしやすさを比べるのが確実です。
導入の進め方

- 製品を選ぶ:個人=やよいの青色申告 オンライン、法人=弥生会計 Next。
- 無料体験で操作感を確認:最大2か月0円。実際に取引を数件入力して、画面の分かりやすさを体感する。
- サポートの必要度でプランを決める:不安が大きい初年度はベーシック以上、慣れたらセルフへ。
- 開業・インボイス・電子帳簿保存法 への対応設定まで済ませて、申告に必要な体制を整える。
よくある失敗

- 初年度の安さだけで決めてしまう:無償・半額は1年目のみ。2年目以降の年額とサポート範囲まで見て選ばないと、更新時に「思ったより高い」となりがちです。
- サポートを使わないプランを選び、確定申告直前に詰まる:期限が迫ってから電話できないと焦ります。初年度こそ相談できるプランにしておくと安心です。
- 法人で旧「弥生会計 オンライン」を探して見つからない:新規受付は終了しています。法人は弥生会計 Nextが現行製品だと理解しておきましょう。
まとめ

弥生は、確定申告の実績とサポートの手厚さが強みの老舗会計ソフトです。とくに個人事業主の青色申告では定番で、初年度無償+無料体験で気軽に試せます。安心して確実に申告を終えたい人、つまずいたら電話で聞きたい人に向きます。一方、バックオフィス全体のクラウド統合・自動化を重視するなら、freee・マネーフォワードとも比較してから決めるのが賢明です。自分に合う製品(個人/法人・クラウド/デスクトップ)とプランを選ぶことが、後悔しない最大のコツです。
「確定申告や会計を、自社に合うソフトで効率化したい」「どのソフト・プランが自社に最適か相談したい」場合は、選定から運用まで一緒に整理できます。お気軽にご相談ください。会計だけでなく、中小企業の業務効率化ツール全体の見直しもサポートしています。
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よくある質問
弥生はどんな人に向いている?
確定申告を確実に・サポートを受けながら進めたい個人事業主や、長年の実績・安心感を重視する中小企業に向いています。とくに『やよいの青色申告 オンライン』は個人事業主の確定申告で定番として広く使われており、電話・チャットサポートの手厚さが選ばれる理由です。
やよいの青色申告 オンラインの料金は?
2026年6月時点の公表情報では、セルフプランが年11,800円(税抜)/12,980円(税込)、ベーシックプランが年22,800円(税抜)/25,080円(税込)、トータルプランが年39,600円(税抜)/43,560円(税込)です。セルフ・ベーシックは初年度無償、トータルは初年度半額のキャンペーンが実施されています。最新は公式サイトでご確認ください。
弥生に無料版・無料体験はある?
やよいの青色申告 オンラインは最大2か月間0円で使える無料体験があり、セルフ・ベーシックプランは初年度無償のキャンペーンも行われています。実質的に1年間ほぼ無料で試せるため、操作感を確かめてから本契約するのがおすすめです。
弥生会計オンラインは使える? 弥生会計Nextとの関係は?
法人向けの『弥生会計 オンライン』は新規受付を終了し、後継のクラウド製品『弥生会計 Next』へ移行しています。既存ユーザーは事業所・消費税の設定や期首残高・仕訳データを引き継いでNextへ移行できます。これから法人で導入するなら弥生会計 Nextが対象です。
弥生とfreee・マネーフォワードの違いは?
弥生は会計ソフトの老舗で、サポートの手厚さと確定申告の実績に定評があります。freeeは簿記初心者向けの独自UIと自動化、マネーフォワードはバックオフィス統合と外部サービス連携の幅が強みです。料金は3社とも近い水準なので、UIの好みとサポート要否で選ぶのが失敗しないコツです。