予約システム比較|複数店舗にも対応する主要5サービスの料金と選び方
「営業時間外にかかってきた予約の電話に出られず、翌朝かけ直したらもう別の店で予約済みだった」。「施術中は電話に出られないので、留守電と折り返しでスタッフの手が止まる」。店舗・サロン・教室を一人や少人数で回していると、こうした取りこぼしと電話対応の負担は毎日積み重なります。
予約システムを導入すれば、24時間ネットで予約を受け付けられ、予約管理・顧客管理・リマインドまでまとめて効率化できます。とはいえサービスは数十種類あり、無料で始められるもの、業種専用の機能が充実したもの、決済が安いものと性格が分かれます。ここでは主要5サービスの料金を実額で比較し、業種別・規模別にどれを選べばよいかを整理します。
※機能・料金は変わり得ます。本記事は選び方の整理です。最新の仕様・料金は各公式サイトでご確認ください。
結論:タイプ別おすすめ

迷ったときの目安はこの4つです。
- とにかく無料で始めたい・予約件数が多い → Airリザーブ(フリープランで月間予約無制限、決済手数料も3.24%と最安水準)
- 美容・サロンで本格的に集客・物販まで → STORES予約(同社のネットショップ・決済と一体運用しやすい)
- 多機能・多言語・幅広い業種に対応させたい → RESERVA(機能数が圧倒的で官公庁・法人利用も多い)
- コストを抑えてシンプルに使いたい・小規模 → SELECTTYPE(税込1,650円から、テンプレートが豊富)またはSuperSaaS(用途特化で柔軟)
以下で、料金・機能・業種別の向き不向きを順に見ていきます。
予約システムでできること

- 24時間ネット予約受付:営業時間外でも予約を取りこぼさない
- 予約管理:カレンダーで予約状況を一元管理、ダブルブッキング防止
- 自動リマインド:メール・LINE・SMSで前日通知、無断キャンセル削減
- 顧客管理:来店履歴・カルテ・メモを蓄積し、リピート施策に活用
- オンライン決済・事前決済:キャッシュレス決済と連携、当日精算の手間削減
- スタッフ・メニュー管理:指名・コース・所要時間の設定
- 外部連携:Googleカレンダー・LINE公式・POSレジとの同期
主要5サービスの料金比較

無料プランの有無と有料プランの入口価格を、各社公式の公表値で比較します(金額は税込換算した目安、年契約・年払いの場合の月額を中心に記載)。
| サービス | 無料プラン | 有料の入口(月額) | 上位プラン | 決済手数料 |
|---|---|---|---|---|
| Airリザーブ | あり(予約無制限) | ベーシック 5,500円 | スタンダード 11,000円 | 3.24% |
| STORES予約 | あり(月50件) | スモール 9,790円 | ビジネス 28,600円ほか | 4.9%+99円 |
| RESERVA | あり(月50件) | ブルー 3,850円 | ゴールド 13,200円ほか | 4.9% |
| SELECTTYPE | あり(7日先まで) | ベーシック 1,650円 | プレミアム 11,000円 | プラン依存 |
| SuperSaaS | あり(月50件・非商用) | 1,000円〜 | 17,000円まで10段階 | 有料で対応 |
※料金・手数料は2026年6月時点の各社公式サイトの公表情報です。改定されることがあるため、契約前に必ず公式サイトでご確認ください。
ポイントを補足します。
- Airリザーブは無料でも月の予約件数に上限がなく、決済手数料3.24%も主要サービスの中で最も低い水準です。まず無料で始めたい店舗の第一候補になります。リマインドメールや複数店舗切り替えはベーシック(月5,500円)以上が必要です。
- STORES予約の無料は月50件まで。有料は年契約でスモール9,790円・チーム19,690円・ビジネス28,600円・エンタープライズ66,000円と段階があり、複数月契約だとそれぞれ約3割高くなります。決済は同社サービスと一体運用しやすい一方、手数料は4.9%+99円とやや高めです。
- RESERVAは無料・ブルー3,850円・シルバー6,600円・ゴールド13,200円・エンタープライズ23,100円・スイート46,200円(いずれも年払い時の月額)と刻みが細かく、利用できる機能数がプランごとに大きく増えます。LINE連携はオプション(月3,300円)です。
- SELECTTYPEは税込1,650円のベーシックから始められ、無料は予約受付が7日先までと短いのが難点。デザインテンプレートの豊富さが強みです。
- SuperSaaSは無料が非商用限定。有料は月1,000円から17,000円まで予約件数に応じた10段階(さらに上位は要相談)で、レッスンや設備貸出など用途を絞った使い方に向きます。
数字の根拠:Airリザーブ(費用・料金)、STORES予約(料金)、RESERVA(料金プラン)、SELECTTYPE(ご利用料金)、SuperSaaS(料金)。
機能で比較する:押さえたい4項目

価格だけで決めると後悔しやすいので、次の4点も並べて確認します。
| 項目 | チェックの観点 |
|---|---|
| 自動リマインド | 前日・当日の通知をメール/LINE/SMSで送れるか。無断キャンセル削減に直結 |
| オンライン決済 | 事前決済に対応するか、手数料率(3〜5%が相場)はいくらか |
| Googleカレンダー連携 | 既存のカレンダーと双方向同期できるか。スタッフの予定と二重管理しないため |
| 顧客管理(カルテ) | 来店履歴・メモ・指名を蓄積し、リピート施策に使えるか |
例えば無断キャンセルが悩みなら、リマインドが標準で使えるプラン(Airリザーブはベーシック以上、RESERVA・STORES予約は有料プラン)を選ぶ必要があります。事前決済で前金を取れば無断キャンセルはさらに減りますが、決済手数料がそのまま利益を削るため、客単価が低い業態ほど手数料率の差(3.24%と4.9%+99円)が効いてきます。
選び方の判断軸

- 業種・用途への対応:必要な機能(カルテ・指名・コース・定員管理など)があるか
- 24時間予約・スマホ対応:顧客がスマホで簡単に予約できるか
- 自動リマインド:無断キャンセルを防ぐ通知(特にLINE連携は効果的)
- 決済機能と手数料:事前決済に対応するか、手数料率は許容範囲か
- 顧客管理(カルテ):リピート施策に使える情報が貯まるか
- 外部連携:Googleカレンダー・LINE公式・POSレジなどと連携できるか
- 料金と予約件数の上限:月額と件数の上限が事業規模に合うか
業種別の結論

- 美容室・サロン:指名・メニュー・カルテ・物販まで一体で回したいならSTORES予約。シンプルに無料で始めるならAirリザーブ(美容室のIT活用)
- 整体・治療院:回数券・カルテ・リマインドを重視。多機能のRESERVAか、低コストのAirリザーブ(整体・接骨院のIT活用)
- クリニック・歯科:診察券・問診・再来予約は業種専用システムが本命だが、簡易な再来予約ならRESERVAでも対応可(クリニックのIT活用)
- 教室・スクール:定員・コース・月謝の事前決済に対応するRESERVAや、用途特化のSuperSaaS(学習塾のIT活用)
- 飲食店:席数・コース・人数管理が要点。汎用型でも回るが、ポータル集客と一体の専用サービスが向く場面も多い
- 宿泊・ホテル・旅館:OTA(予約サイト)との在庫連動が重要で、汎用予約システムだけでは不足しがち(宿泊業のIT活用)
- 車検・整備工場:車検時期に合わせた予約・リマインドが効果的。コスト重視ならAirリザーブ(自動車整備工場のIT活用)
規模別の結論

- 個人・1店舗・予約数が少ない:無料のAirリザーブか、低コストのSELECTTYPE(税込1,650円〜)。まず無料で運用感を確かめる
- スタッフ複数・指名や物販あり:STORES予約(チーム/ビジネス)で決済・スタッフ管理まで一体化
- 多店舗・多機能・多言語が必要:RESERVAの上位プラン。機能数とプランの刻みが多く拡張しやすい
- レッスン・設備貸出など用途特化:SuperSaaSで予約件数に応じた段階課金
導入手順とよくある失敗

導入は次の流れが基本です。
- 必要な機能(リマインド・決済・カルテ・連携)を洗い出す
- 無料プランで実際に予約フローを作り、スマホで予約してみる
- HP・Googleビジネスプロフィール・SNS・LINEの予約リンクを予約ページへ一本化
- リマインドと営業時間・定休日を設定し、テスト予約で最終確認
- 既存顧客へネット予約へ切り替える案内を出す
つまずきやすいのは次の3点です。
- リマインドを設定し忘れる:せっかく入れても通知をオフのままにして、無断キャンセルが減らない。導入時に必ずオンにする
- 予約導線がバラバラのまま:HP・SNS・電話・LINEで入口が分かれ、結局電話予約が減らない。リンクを1つの予約ページに集約する
- 無料枠の上限を見落とす:月50件などの上限を超えて予約を取りこぼす、または超過手数料がかかる。予約数が伸びたら早めに有料へ切り替える
予約は予約システム、込み入った相談は問い合わせフォームへと役割を分けると、どちらの対応もスムーズになります。
まとめ

予約システムは、取りこぼし防止・予約管理の効率化・無断キャンセル削減・リピート促進を一度に実現できる、店舗ビジネスの強い味方です。料金は無料のAirリザーブから、月数千円のSELECTTYPE・RESERVA、機能を盛り込んだ上位プランまで幅広く、業種への対応・リマインド・決済手数料・顧客管理・連携を軸に選べば外しません。まず無料プランで運用感を確かめ、予約導線を一本化して定着させましょう。
「予約・顧客管理・集客をどうつなげて仕組み化するか」を相談したい場合は、業種に合わせて一緒に設計できます。お気軽にご相談ください。
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よくある質問
予約システムを入れると何が変わる?
電話やメールで受けていた予約を、24時間ネットで受け付けられるようになります。営業時間外や接客中の取りこぼしが減り、予約の電話対応の手間も削減できます。自動リマインドで無断キャンセルを減らしたり、顧客情報を蓄積してリピート施策に活かせたりと、集客・業務効率の両面で効果があります。
無料で使える予約システムはある?
あります。Airリザーブのフリープランは月の予約件数が無制限で0円、STORES予約・RESERVA・SuperSaaSも月50件まで無料で使えます。ただし無料枠は決済・リマインド・複数店舗などの機能が制限されることが多いため、まず小規模に試し、必要な機能が揃うかを確認しましょう。事業が伸びたら有料プランへ移行するのが現実的です。
業種専用と汎用の予約システム、どちらがいい?
美容室・治療院・クリニックなど、その業種特有の機能(カルテ・メニュー・スタッフ指名・診察券など)が必要なら業種専用が便利です。一方、シンプルに予約受付ができればよい教室・イベント・サービス業などは汎用型で十分なことが多いです。自社に必要な機能を洗い出してから選びましょう。
予約システムでオンライン決済(事前決済)はできる?
主要サービスの多くが対応しています。決済手数料はサービスごとに差があり、Airリザーブは3.24%、STORES予約は4.9%+99円、RESERVAは4.9%が公表値です(2026年6月時点)。レッスンや体験など事前決済で無断キャンセルを防ぎたい業種では、この手数料率が実質的なコスト差になります。最新の手数料は必ず公式で確認してください。
他社の予約システムから乗り換えるときの注意点は?
既存の予約データ(顧客情報・予約履歴)を引き継げるか、移行期間中に予約導線が止まらないかが要点です。多くのサービスはCSVでの顧客インポートに対応しますが、過去の予約履歴はそのまま移せないこともあります。切り替え日を決め、HP・Googleビジネスプロフィール・SNS・LINEの予約リンクを一斉に差し替え、旧システムは数週間並行稼働させて取りこぼしを防ぎましょう。