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CVR改善の方法|問い合わせ・購入を増やす実践策

CVR改善の方法|問い合わせ・購入を増やす実践策

CVR(コンバージョン率)を上げたいなら、まず効くのはこの3つです。入力フォームの項目を減らす・CTA(行動ボタン)を具体的にする・どこで人が離れているかを計測する。アクセスはあるのに問い合わせや購入につながらないとき、原因の多くは「来た人を取りこぼしている場所」にあります。

CVR改善は、広告費を増やさずに成果を伸ばせる施策です。流入を2倍にするのと、CVRを2倍にするのは、得られる成果は同じ。けれど後者は出稿コストがかかりません。以下では、計測でボトルネックを見つけ、ページとフォームを直し、ABテストで確かめる、という再現性のある進め方を実務目線で解説します。

CVR(コンバージョン率)とは

CVRは成果に至った割合

CVRは、サイト訪問者のうち成果に至った割合です。計算式はシンプルです。

CVR = コンバージョン数 ÷ セッション数 × 100(%)

例えば1か月のセッションが2,000で、問い合わせが20件ならCVRは1%です。分母をセッション(訪問回数)で見るか、ユーザー数で見るかは、目的に合わせて統一すれば構いません。大切なのは、毎回同じ定義で出して比較できるようにすることです。

何を「コンバージョン」に置くか

CVRを語る前に、まず何を成果(CV)と定義するかを決めます。ここがあいまいだと、改善の良し悪しを判断できません。中小企業のサイトでよく置かれるCVは次のようなものです。

  • 問い合わせフォームの送信完了(B2Bで最も多い)
  • 資料請求・見積もり依頼の完了
  • 電話発信(タップ計測)・予約完了
  • ECなら購入完了・カート追加
  • メルマガ登録などの中間ゴール

成果が遠い商材(高額・検討期間が長い)では、いきなり「契約」をCVに置くと数が少なすぎて改善が回りません。その場合は資料請求や問い合わせといった手前のゴールを主CVに置き、最終成約は別途追うと、改善のサイクルを回しやすくなります。

改善の前提は「計測」

CVR改善の前提となる計測

CVR改善で最も多い失敗は、計測せずに感覚で作り変えることです。どこで人が減っているか分からないまま手を入れても、効いたのか効いていないのか判断できません。まず計測から始めます。

  • 成果地点を計測する:GA4でフォーム送信完了などを「コンバージョン」として設定し、件数とCVRを取れる状態にする
  • 段階で人数を見る:訪問 → 特定ページ閲覧 → フォーム到達 → 送信完了、と段階ごとの人数を並べ、どこで大きく減るかを見る
  • 入口ごとに分けて見る:検索・広告・SNSなど流入元でCVRは大きく違います。全体平均だけ見ると、質の悪い流入に引っ張られて判断を誤ります

段階ごとの人数の見える化には、マーケティングファネルとKPIの考え方が役立ちます。「どこが一番漏れているか」を数字で押さえることが、すべての出発点です。

ボトルネックを特定する

CVR改善で漏れが大きい場所を特定する

CVRが低いとき、原因は大きく3か所に分かれます。集客・ページ・フォームの、どこが弱いかを切り分けます。

段階症状主な原因
集客アクセスは多いがCVRが極端に低い流入の質が悪い(検索意図や広告とページの不一致)
ページページにすぐ来るが、フォームまで進まないファーストビューが弱い・ベネフィット不明・不安が残る
フォームフォームまで来るのに送信されない項目が多い・入力しづらい・スマホで使いにくい

切り分けのコツは、段階ごとの「次に進んだ率」を比べることです。ページからフォーム到達率が低いならページの問題、フォーム到達後の送信率が低いならフォームの問題、というように、漏れの一番大きい場所から手を付けます。全部を一度に直そうとしないのが、効率よく成果を出すコツです。

ページを改善する

CVRを上げるページ改善

ボトルネックがページにあるなら、訪問者が「自分ごと」と感じ、安心して次の一歩を踏める状態を作ります。成果に特化したページなら、ランディングページ(LP)の作り方の型(ファーストビュー → ベネフィット → 証拠 → CTA)がそのままCVR改善の設計図になります。

ファーストビュー(最初に見える部分)

最初の数秒で「ここに自分の求めるものがある」と伝わるかが勝負です。何のサービスで、誰の・どんな悩みを、どう解決するかを、画像とキャッチコピーで即座に示します。検索キーワードや広告の文言と、ページ冒頭の言葉がずれていると、来た人はすぐ離れます。

ベネフィットを伝える

機能の説明より、それで読者がどう良くなるかを語ります。「24時間対応」ではなく「夜間の急なトラブルにも当日中に折り返します」のように、相手の状況に翻訳して書きます。刺さる言葉の作り方はセールスライティングの基本も参考になります。

CTA(行動ボタン)を明確にする

次に何をすればよいかを迷わせないことが、CVRに直結します。

  • 文言を具体的に:「送信」より「無料で見積もりを依頼する」など、押した先で何が起きるか分かる言葉に
  • 目立たせる:周囲と色を変え、十分な大きさで、押せると分かる見た目にする
  • 適切な位置に複数:ファーストビューと、内容を読み終えた末尾の両方に置く

不安を解消する

人が成果手前で止まるのは、「失敗したくない」という不安が残っているからです。料金の目安、しつこい営業がない旨、対応の流れ、よくある質問などをページ内で先回りして答えると、最後のひと押しになります。

実績の見せ方

「本当に大丈夫か」への答えが実績です。具体的な数字や事例、お客様の声を載せると説得力が増します。集め方・載せ方は口コミ・レビューの活用が参考になります。抽象的な自慢より、具体的な一社の事例のほうが信頼につながります。

フォームを改善する(EFO)

CVRを上げるフォーム改善EFO

フォームは成果の最終関門です。ここまで来た人は最も意欲が高いのに、入力が面倒で離脱されると、それまでの努力が無駄になります。だからこそ効果が出やすい場所です。

  • 項目を減らす:本当に必要な項目だけに絞る。問い合わせなら名前・連絡先・内容で足りることが多い
  • 必須を最小に:任意でよい項目は必須を外す。必須が多いほど離脱は増えます
  • 入力の負荷を下げる:住所の自動入力、入力例の表示、分かりやすいエラー表示で、つまずきを減らす
  • スマホで使いやすく:ボタンや入力欄を大きく、ズームしなくても押せるようにする
  • 送信直前の不安を消す:個人情報の扱いや、送信後にどうなるかを近くに添える

項目削減やEFOの具体策は問い合わせフォームの作り方と改善(EFO)で詳しく解説しています。フォーム改善は実装が軽いわりに効きやすいため、最初の一手として有力です。

表示速度とモバイル対応

表示速度とモバイル対応でCVRの取りこぼしを減らす

どれだけ中身を整えても、表示が遅ければ見られる前に離脱されます。特にスマホ回線では、読み込みの遅れがそのまま取りこぼしになります。画像の最適化など効果の大きい順での改善は表示速度を改善する方法を参照してください。

あわせて、スマホでの見やすさ・押しやすさも確認します。今は多くの訪問者がスマホで見ます。PCで作り込んでも、スマホで文字が小さい・ボタンが押しにくい状態だと、そこでCVRを落とします。実機で一度、最初の画面からフォーム送信まで通して触ってみると、改善点が見つかります。

ABテストで検証する

ABテストでCVR改善を検証する

打ち手は「やって終わり」ではなく、良くなったかを数字で確かめて初めて改善になります。ここで使うのがABテストです。

  1. 仮説を立てる(例:CTAを具体的にすれば送信が増える)
  2. 1要素だけ変えたパターンを用意(A=現状 / B=変更)
  3. 同時に出して計測(成果指標を先に決める)
  4. 十分な期間・件数で判断し、良い方を採用する
  5. 次の仮説へ進む

注意点は、一度に1要素しか変えないことと、少ない件数で判断しないことです。アクセスが少ないサイトでは結果が出るまで時間がかかるため、まずはフォームやCTAなど、効果が大きいと見込める要素から検証すると効率的です。

よくある失敗

CVR改善でよくある失敗

CVR改善でつまずくパターンは、だいたい次の3つに集約されます。

  • 感覚で変える:データを見ずに「なんとなく」作り変える。良くなったか分からず、悪化に気づけないこともあります
  • 計測していない:成果地点を計測していないと、CVRも、どこで漏れているかも分かりません。改善の出発点を持てません
  • 一度に多くを変える:同時にあちこち変えると、何が効いたのか・何が逆効果だったのかが切り分けられず、次に活かせません

いずれも、計測してボトルネックを特定し、1要素ずつ変えて検証するという基本を守れば避けられます。地味でも、これが最短ルートです。

まとめ

CVR改善のまとめ

CVR改善は、広告費を増やさずに成果を伸ばせる、費用対効果の高い施策です。進め方はシンプルです。

  1. 計測:GA4で成果地点を計測し、CVRと段階ごとの人数を見える化する
  2. 特定:集客・ページ・フォームのどこが一番漏れているかを切り分ける
  3. 改善:漏れの大きい場所から、ページ(ファーストビュー・ベネフィット・CTA・不安解消・実績)とフォーム(項目削減・入力負荷)を直す
  4. 検証:ABテストで1要素ずつ確かめ、良い方を採用して積み重ねる

数値目標は外部の平均ではなく、自社の過去実績を基準に置きましょう。まず効く一手であるフォーム改善とCTAから着手すれば、少ない労力でも変化を実感しやすいはずです。

「サイトの成果率(CVR)を上げたい」場合は、計測の設計から検証まで一緒に取り組めます。お気軽にご相談ください

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よくある質問

CVR(コンバージョン率)とは?

サイトを訪れた人のうち、成果(問い合わせ・購入・予約・資料請求など)に至った人の割合です。1,000セッションで10件の問い合わせがあれば、CVRは1%です。流入を増やすのと同じくらい、来た人を成果に変えるCVRを上げることが、売上に直結します。

CVR改善は何から始めればいい?

まず計測です。GA4で成果地点を計測し、集客・ページ・フォームのどこで人が減っているかを見てから手を打ちます。当てずっぽうで作り変える前に、自社の数字で『一番漏れている場所』を特定すると、少ない労力で効果が出やすくなります。

CVRはどのくらいを目標にすればいい?

業界や商材、流入の質で大きく変わるため、外部の平均値より自社の過去実績を基準にするのが現実的です。直近数か月のCVRを出し、まずは1割上げるといった達成可能な目標から始め、改善できたら基準を更新していきます。

効果が出やすい打ち手はどれですか?

多くの場合、入力フォームの項目削減とCTA(行動ボタン)の明確化は、実装が軽いわりに効果が出やすい打ち手です。離脱の大きな原因であるフォームを整え、次に何をすればよいかを迷わせないだけで、完了率が変わることがあります。

改善したのに数字が変わらないのはなぜ?

一度に多くを変えて何が効いたか分からない、計測していないので変化に気づけない、そもそもボトルネックでない場所を直している、のいずれかが多いです。1要素ずつ変えてABテストで検証し、計測で漏れている場所を直すと、再現性のある改善になります。